ありがたいことに20代最後のタイミングで管理職をやらせていただきました。
1年頑張ったのですが、結局肌に合わずやめてしまいましたが。。。個人的にはもう2度となりたくないなと思いました。
この記事で管理職エンジニアの仕事内容とつまらなかったところをまとめようと思います。
目次
管理職エンジニアのつまらないところ
部下のモチベーション管理
働くモチベーションくらい自分で維持してくれと思ってしまいます。会社や私に期待している部下を見ていると、誰にも期待していない自分にとってはなんだかなぁという感じでした。
MVPに推薦したり、昇給昇格を推進したりと、大した成果を出していなくても進めていました。
全然本人と関係ないところで評価が変わるところを見て、会社ってこんなもんなの?自分もこうだったのか?ドン開け頑張ろうが、上司次第じゃん。となってしまい、私のモチベーションが下がりました。
部下のホウレンソウに怯える
「話があるのですが」「ちょっと、いいですか?」「明日話したいことがあります」
端的に用件をチャットで載せてくれればいいのに、部下はみんな大袈裟に話してきます。これが辛くて辛くてたまりませんでした。
またトラブル?今度はどこに謝るの?というストレスがずっと続き休みの日も心が休まりませんでした。
エンジニアはコミュニケーションが得意な人が少ないので、ホウレンソウをしっかりしてくれる人がいないのも辛かったです。
利益・利益・利益
私は技術が好きでこの業界に入りましたが、上司から言われるのは数字の話ばっかりです。案件の内容ややってる内容は全然話に上がりませんし、なかなか見たり触れたりすることもできません。見込み売り上げと利益率、納品できてお金が入るかどうか。来月以降派遣社員を維持できるか。
どれだけ高い数字を見ても、自分の給料をみると、なんでこんなことしてるんだろうと虚しくなってしまいました。
興味ない人のキャリアパス相談
定期的に1on1や、評価に関わる目標面談を通して、キャリアパスの相談を受けることがあります。
私が20代だったからかもしれませんが、これがまぁつまらない!年上のキャリアパスなんか知らないし!
自分のキャリアパスで一杯一杯だし!何やるかくらいは自分で考えて決めてくれという感じです。
なんでもいいと言うから提案したら、それは嫌だと言われる始末。めんどくさい恋人を相手しているようでつまらなかったです。
現場の仕事もしないといけない
管理の仕事もしながら結局は通常業務もやらないといけないのが本当につまらなかったです。
管理職単体ならまだよかったですけどね。私がいた会社がブラックだったからかもしれませんが。
下手したら部下より給料が低い場合もあり、何やってるんだろう。と言う虚しさがありました。
管理職エンジニアの業務内容
トラブル対応
管理職エンジニアの業務のほとんどはトラブル対応になります。
- プロジェクトの炎上をどうするか?
- 他チームから調達or派遣社員を探す。
- 客へ頭を下げにいく
- 現場の各種問題の対応
- 誰々にセクハラされた〜
- 誰々のせいで業務負荷が上がっている〜
- あの人と一緒に働きたくない〜
などなど、様々なトラブルに対していろんな方法で対応していくことになります。
つまらないですし、1度やったら、もうなりたくないと思いますよ。
稼働時間の管理
各種メンバーの稼働時間を管理します。残業があると怒られ、部下を早く家に帰して、自分が代わりに仕事をすることになります(管理職は残業代でない)
残業やめてと言ったら、仕事をほっぽり出して本当に残業せずトラブルになったり、勝手にサービス残業して文句を言われて調整したり、大変です。
採算管理
売上、利益、原価の管理です。何も仕事しない人の原価をみているとはらわたが煮え繰り返ります。
自分より仕事できないのに給料がいい人を知って、虚しくなります。よく会社は平気でこの仕事をやらせるな。って思いました。
売り上げが足りないときは、営業から仕事をもらうようにしたり、自分から仕事をもらいに行ったりします。
目標設定・面談
各メンバーと1年間の目標設定と面談を行います。昇級昇格に関わるものですね。
意味わからん目標を立ててくる人もいてげんなりしますよ。(1年間議事録頑張って書きます!とか)
面接
中途採用の面接や、派遣社員の面談を行います。ほとんど雑談みたいなものです。私は忙しすぎて時間がなく、仕事しながら話をしていました。。。
いろんなことを承認する
経費や出張、勤怠はもちろん、派遣社員や新しいPCなどなど、いろんなメールがくるので、それらをとにかく承認ボタンを押して承認します。とてもめんどくさいです。
管理職エンジニアになれてよかったところ
話を通す方法が分かる
件離職をやると会社の人々の関係性が分かり、それぞれとかかわることができるようになります。
エンジニアたるものバグやトラブルはつきものです。できればめんどくさい修正や作業はしたくないです。そんな時に、どのように話を進めればこちらの有利に進められるかが分かるようになります。
面接がやりやすい
面接官のほとんどはエンジニア以外なので、エンジニアの話が通じないことが多いですが、管理職を経験から該当のポジションの人とどうやって話せばよいかが分かるようになります。
管理職エンジニアはなっとくべき?
個人的には1度でもやっておくと将来くいっぱぐれる可能性が低くなるので便利だと思います。ただ、技術とは全く違うスキルセットの業務なので興味がないのであればやらなくてもいいとは思います。