職場で「IT技術者」の定義について議論になることがある。
上司から言われたことが印象に残ったので、まとめる。
僕の言う「IT技術者」と上司の言う「IT技術者」について。
今まで思っていた「IT技術者」
僕が今まで考えていた「IT技術者」とは、いわば職人だ。
素晴らしいソリューションを生み出し、世界をあっと言わせる物を作る人。
表には出てこず、黙々と作業してるイメージ。
作業する速度が速かったり、品質が非常に高かったり、いろんな特徴や特技を持った職人がいる。
新人とプロでは天と地の差があり、たった一人で、何十、何百倍もの作業量をこなすことができる。
スティーブ・ジョブズがすごいだのなんだの言われてるが、僕はそうは思わない。
作った人の方がすごいと考える。
作れても、アイデアがないと意味ない?
プレゼンする能力がないと意味ない?
いや、結局生み出せなければどうしようもない。
作り出せるやつが最強。
職人、技術者。
そんな者に、僕は憧れを持っている。
上司の言う「IT技術者」
上司の言う「IT技術者」はシステムや技術の仕組みにものすごく詳しくて、他人に説明できる人。
いろんなシステムや技術の違いなどを客にうまく説明して、納得させ、客の望む方向に導く人間がそう。
これからの時代、この「IT技術者」がメインで、重要になってきて、需要も高くなるだろう。
どんどん最新技術が生まれ、人は物を作る必要がなくなってくる。
どんだけ、速く作業できても、どんだけ、品質のいいものを作っても、そんなもの、なんの意味もない。
裏側で何がどうなってるのか、人に説明できないと意味がないのだ。
真実を正確に、わかりやすく伝えて、相手の希望を叶える。
それが「IT技術者」だ。
それぞれわかりやすくまとめてみた
僕の言う「IT技術者」は大工さんだ。家を作る職人。
対して、上司の言う「IT技術者」は、建築士かもしくは不動産屋かな。
上司の「IT技術者」は、家のことや作りや、仕組みにすごく詳しくて、客にうまく説明できる人。
やろうと思えば、日曜大工レベルで作業ができる。
大工さんに指示を出せる。
そんな感じかな。
上司の言う「IT技術者」はコンサルタントなんだよね。
これからの「IT技術者」
今後、ITの成長速度を見ると、物を作るのは全部機械がやってくれるようになると思う。
新しい技術者を育てるより、自動化を進める方が、速くて、しかも現実的な気がする。
できる技術者はもっと上に上がって、できない技術者は淘汰される。
問題は、真ん中の人間。
そこそこできるけど、機械には勝てなくなった中途半端な人材。
そう言う人たちが目指す道が、IT技術コンサルタントなんだと思った。
まとめ
僕は技術者でありたい。職人でありたい。
でも、無理だと思う。
そこそこやれるけど、本当にそこそこ。
上には上がいて、全く違う次元にいる人がいっぱいいる。
もう25歳だし。
この世界始めたの21歳だし。
色々と手遅れ。。。
諦めの気持ちがある中、でもやりたいと思ってたところに、上司の考えを知った。
「IT技術コンサルタント」そう言う生き方もありなのかもしれない。
以上。