- たくさん種類がある
- 情報が少ない
- ちょっと見たいだけなのに資料請求や営業が打ち合わせの場を求めてくる
BIツールを探しているとこんな状況になりませんか?
この記事ではそんな状況を軽減するため、BIツールを選ぶときに考えるべきことを3つまとめました。
以下の用途としてお役立てください。
- 営業からの押し売りを避ける
- 資料の数字に騙されない
BIツールたった3つの選び方
選び方1用途を考える
BIツール、たくさん種類がありますよね。なぜこんなにあるかというと、実は用途とカバーしている範囲が違うからなんです。同じBIの領域といっても、細分化するとその内容はとても複雑です。1つのソフトでは扱いきれないほどの範囲になります。そのため、汎用的に使えるソフトや特定のジャンルに特化したソフトなど様々な種類があります。
製品ごとに得意としている点は非常にわかりやすくなっていますので、BIツールを選ぶ際に先に用途を決めておくとおのずと相性のいい製品は見つかります。
考えるべき用途
- 対象の利用者数は?
- 利用者のITリテラシーは?
- 利用者に自由に分析させる?定型の分析結果を見せるだけ?
選び方2導入コストを考える
値段を見るときに注意しないといけないのが、導入費用です。導入にどれだけ手間がかかるのか?インストールするだけで使えるのか?よくある落とし穴としてはデータ基盤を整えないと使い物にならなかったというのはよくあります。
社内でやるにしても、外注に出すにしても金額や時間などのリソースが必要になってきます。
本当にそのBIツールを導入するだけで思っているように使えるのかどうか?は確認が必要です。
選び方3サポート体制を考える
BIツールは製品によって操作感が全く違います。そして、独特な操作感や専門用語が多数出てくるため、いかに感覚的に触れるかどうかが重要です。
そして、どうしてもわからないところは出てきてしまうため、そんな場合は製品マニュアルがわかりやすいかどうか、マニュアル以外のわかりやすい製品資料はそろっているか、問い合わせサポートは行っているかを検討すべきでしょう。
ここをおざなりにしている製品には注意が必要です。利用者が製品に嫌悪感を抱いてしまい、分析文化を根付かせる妨げにもなりかねません。
BIツール選び方事例
事例1
利用者は現場で働く平社員。営業職。ITのことには疎く、感覚に頼っているところがあるため、データを持って、業務の俗人化を防ぎたい。
この場合はエンタープライズBIを選びます。
社内SEや外注でBIツールで定型の画面を作ってもらい、利用者はそれを見るだけでいい状態にします。
MotionBoardやMicrostrategyなどが該当します。
事例2
利用者は部長職。Excelを使っていろんな帳票やグラフ、定例会で利用するためのPowerPointの資料を作成している。
この場合はセルフサービスBIを選びます。
QlickやPowerBIなどは無料で利用できるため、一度試してみると良いでしょう。
これらはExcelで作成するよりも高速で複雑な分析ができ、すでに作っているExcelも流用できるため、自然にBIツールの利用が進みます。
まとめ
これまでの内容をまとめますと、利用者自身に分析を進めさせたいのであれば、セルフサービスBI、分析結果を配布したいだけであればエンタープライズBIになります。
あとは、多数の製品の中から導入費用とサポート体制が整っている製品を探すことになります。